• 優秀探偵のチェックポイント

講談社×ISETAN×ミステリーナイト『伊勢丹パークウエスト荘の怪事件〜ミステリーの女王、アガサ・クリスティの世界へようこそ〜』ご参加の皆さま、ありがとうございました。
以下の採点基準をもとに、皆さまの逮捕状を開票させていただきました。

*Q2〜Q6を以下のポイント合計でチェック。
*Q1の間違いは、間違いの数をマイナスポイントとさせていただきました。また、Q1の「江里子の遺体と一緒に入っていたもの」について、⑪⑫⑬は順不同でも正解、そこに「ケ:買い物リスト」「コ:ペットボトル」「ス:水」が記載されていてもマイナスにはなっていません。
*採点についてのお問い合わせには対応しておりません。

Q2:江里子殺害犯人は誰ですか?  山名歌彦……20点

Q3:真犯人を確定できることは何ですか? 簡潔にお答えください

犯人は倒れた江里子を段ボールに入れて運び出す時間が必要。ふたつの買い物のうち片方はあらかじめ前日に買っておいた。
◎それがチョコレートケーキであり、賞味期限から前日購入したことが判明する。……10点
◎前日に商品が買えるのは、買い物リストを知っている犯人のみ。……10点
*「『今日チョコレートケーキを買ってきた』という歌彦の証言は嘘である。嘘をついているのは犯人であるから」でもポイントです。

Q4:犯行において真犯人の想定外だったことは何ですか?

◎買い物リストに、事前に準備しなさそうな生ものであるチョコレートケーキを入れたが、賞味期限が当日限りで昨日の日付のシールが貼られていたこと。……5点
◎控え室に出入りできた人間が限られたため、容疑者が絞り込まれてしまった。……5点

Q5:真犯人が江里子に毒を飲ませる犯行の手順を列挙してください。……ポイントごとに各1点

①江里子がカフェインアレルギーであることをSNSで知っていた。
②水1本と、それ以外はすべてカフェインの入った飲料を用意した。
③カフェインのない水に毒を仕込んだ。
④薬を飲もうとすれば水を渡されると想定し、薬をタイミングよく出した。
⑤結果的に江里子の飲めるものがないことに誰かが気づくのを待ってから、水を江里子に譲った。
*もし江里子のアレルギーに誰も気付かなかった場合は、自分から言い出せば良いわけです。
⑥危うく自分が被害者になる流れをつくり、容疑者から外れるよう仕向けた。

Q5:その他、推理について・物語の伏線について、気づいたことがあればお答えください
*記載の内容すべてが解答のチェック項目ではなく、プラスα点の項目です。
*スペシャルポイントとして加算したポイント(スペシャルの内容は他の欄に書いてあってもポイントが取れています)
*着眼点の鋭い、少数の方が気付いたポイントも記載しております。

◎真犯人が「釣り銭なくちょうど払って、すぐに戻れ」としたのは、それによってレシートをもらわなくても不思議でない状況を作って、自分のチョコレートケーキのレシートがなくても怪しまれないようにした。……2点
◎伊佐代はレシートと証言でアリバイが成立している。新太はフォンダンショコラを買い、歌彦はボードゲームを買ったことは確定している。そのどちらかがもうひとつの買い物をショートカットして犯行時間を作った、と容疑者を絞ることができる。……1点
◎犯行の動機が1983年の出来事だと仮定すると、犯人の歌彦はニセモノである可能性が高い。
*「東京生まれ東京育ち」と言っていたのに、ティーセットを片付けるとき「直しておきますね」と関西弁を使ったことや、年齢から(1983年には産まれていない)
#「直す」と言ったことで1点、「そのことにより歌彦はニセモノである」までを書いた方にもう1点

▼その他、少数の方が気付いた着眼点の鋭いポイント
◎歌彦は、薬を飲むという理由で水のペットボトルを先に手にすることで、ペットボトルに毒を混入する際に一度フタを開けたことを江里子に怪しまれないようにした。……1点
*「ペットボトルに毒を入れた際についた指紋をごまかすため」は他のものからも指紋が出ていない(指紋が出ないよう注意して犯行を行っている)ため、ポイントにはなっていません。
*事件編の、飲み物が配られるシーンは再現であるため、犯人は敢えてペットボトルを開ける仕草はしていません。江里子が生きていたらその証言が得られたかもしれませんが「死人に口無し」、その事実は封印されたのです。
◎歌彦はチョコレートケーキを、前日に買った際の紙袋に入れたまま持ってきた。そのため賞味期限シールに気付かなかった。……1点

▼また、ポイントにはなっていませんが、下記に気付いてくださった方も多数いらっしゃいました。
◎江里子が入っていた段ボールに「お金のポーチ」「買い物リスト」を戻す際、控え室に呼び出した暗号を悟られないため、ポーチのポケットからメモを出しておいた。
◎歌彦が店員にボードゲームのお薦めを聞いたのは、買い物をしたことを印象づけるため。
◎上記Q5に備考として記載した「もし江里子のアレルギーに誰も気付かなかった場合は、自分から言い出せば良い」のこと。

■エンディングストーリーについて:後記

E-Pin企画のミステリーイベントは、本格ミステリの考え方に沿って「動機(ホワイダニット)は心の問題であって、他人に量り知ることはできない。どんなに殺したい人がいても殺さないかもしれないし、動機なき殺人も存在する」という点から、犯行に於ける「犯人確定(フーダニット)」「トリックの解明(ハウダニット)」を見つけることを最大の目的にしている謎解きです。
そのため、主に捜査活動と参加者の推理により「犯人が確定する」→「その犯人の動機たる部分を得られている情報から想像してみる」という流れになっています。
(だからといって、動機や人間関係がいい加減であって良いということではありません。人と人が織りなす物語を紡ぎ出すことは不可欠です)

また、E-Pinミステリーの公演は、今回「事件編」をお芝居でお届けしたように「解決編」もお芝居になっているものが多いのですが、主に周遊型のイベントに用意される、解決編が「真相解明シート」のものは、解答や物語が手元に残ることがメリットですが、解決編における「設定の伏線解明」や「犯人独白による動機周り」を文字でお渡しするので、「そこまで読み解かないとならないの!?」という誤解を招く場合があります。
が、そうではありません。後日談の物語は、解くべき内容ではなく、物語の背景を知ってもらって、エピローグを楽しんでもらうためにご用意しておりますので、どうぞ余韻を楽しみながら読んでください。
これからも皆さまに楽しんでいただける「難事件」をご用意したいと思います。

皆さま、調査お疲れさまでした! また次のE-Pinミステリーでお目にかかりましょう!


▼E-Pin企画今後のミステリーイベントご紹介▼


ミステリー・ザ・サード(M3)2019
「謎の組織【エパイン】に潜入せよ!」

ミステリー・ザ・サード、略してM3(エムスリー)。
ミステリーナイト、ミステリーツアーに続く「第三の企画」として名付けられた推理イベントです。
その空間は、劇場ではなく目の前で行われるリアルオンタイム形式。あなたの横に犯人がいるかもしれません……!
30年以上にわたる推理イベントと演劇の経験からE-Pin企画メンバーが産み出した、「ミステリーイベント史上、最も『巻き込まれ度』が高い」と言われている奇跡の作品『エパインの物語』を、宝塚公演ファイナルとリーガロイヤルホテル東京25周年のために復活!二度と味わうことのできない、貴重な体験をあなたに!
*リピーターの方もお楽しみいただけるよう新しい設定とトリックでお届けします。
●出演:鈴木コウヤ(今回ポアロ役を務めた)、メイビ(今回ヘイスティングス役を務めた)、本村壮平、伊藤総、岩松れい子、直木ひでくに 他

◎宝塚ホテル(兵庫):3/30(土)昼・夜、3/31(日)昼・夜

◎リーガロイヤルホテル東京:4/5(金)夜、4/5(土)昼・夜、4/7(日)昼・夜
*毎年15公演以上行われるところ、今年は8公演のみとなっております。お申し込みはお早めに。
http://www.epin.co.jp/m3/2019/


密室迷宮倶楽部2019
〜探偵vs人工知能「感情と統計の証明」〜


「密室迷宮倶楽部(略してMMK)」とは、謎解きファンの方々に、1日中遊んでもらいたい、とホテルとE-Pin企画が一緒になって開発した謎解きイベントです。
毎回のテーマによって集められた人々(俳優)により、会員様(参加者)に複数の推理をご用意。
そして、それら事件のひとつひとつは、それを取り巻く大きな事件に繋がっていきます。
またその最後、「解決編」は驚きの展開。MMKの人気のひとつでもある、何とホテルを所狭しと動き回る「移動演劇」。あなたの結末はそれによって決まる……!?
最後は俳優もプランナーたちも一緒にディナーパーティーで大団円。リーガロイヤルホテルの美味しいお食事をいただきながら、交流の場を。
GW、どうぞミステリー的にも、空間やお食事的にも、豪華で楽しい1日をお過ごしください。


◎リーガロイヤルホテル(大阪):4/29(月・祭)、4/30(火・休)

◎都市センターホテル(東京):5/3(金・祝)、5/4(土・祝)、5/3(日・祝)
http://www.epin.co.jp/mmk/2019/