シーン2 茜子と行く

「誰か倒れている! 大丈夫ですか?」
6階のある部屋に入った茜子たちが発見したのは、力なく横たわるMMKスタッフの池上だった。
池上を揺り起こし事情を訊くと、この部屋に落ちていた赤い鍵を拾った瞬間に気を失ってしまったというのだ。
「これは……」
茜子の情報によると、この鍵は浜地剛造殺人事件の密室の鍵。つまり呪われたアイテムだ。
このアイテムの呪いにより気を失ってしまったのだろう。しかも呪いのアイテムは一度装備してしまうと外すことが出来ないらしい。
「もしや、このホテルにはまだまだ呪いのアイテムがあるのかも。池上さん、気をつけるように他のチームに伝えてちょうだい」
茜子の指示で、池上は「わかりました」と部屋をあとにする。


◎茜子と部屋に残る

◎池上と呪いのアイテムについて知らせに行く