「密室迷宮倶楽部2017〜ダイイングメッセージ事件ファイル〜」にご参加ありがとうございました。
みなさまが最後に体験した数々の物語をここでご紹介いたします。どうぞお楽しみください。

結局、GMとの中継は繋がらず、MMK会員たちは事前にGMから天川に送られていた資料を元に「葉花穂里村(はかほりむら)殺人事件」の謎を解くこととなった。
そしてすべての逮捕状が提出された18時。
月子、茜子、天川、大貫の4人は、集められた逮捕状を手に、未だに何故GMが今回この謎を用意したのか、その真意を計りかねていた。
心霊ライター椎名茜子の話によると「葉花穂里村殺人事件」の被害者:遠野霧子は、事件No.1「桜の下の白幽霊事件」の舞台となった門黒家の血筋だという。
門黒家に纏わる所以(ゆえん)、噂。百年も前の事件と「葉花穂里村殺人事件」、この2つの事件の関連性とは……。

そのとき、 「皆さん、逮捕状の間からこんなメモが……」と、月子。
集められた逮捕状の間から月子が見つけたのは「百年に及ぶ罪を償います」という三ノ輪明彦からのメッセージであった。
『喝っ!! 葉花穂里村殺人事件の犯人及び門黒家に降りかかる呪いの元凶は三ノ輪明彦!』 大貫の通訳によってMMK会員に伝えられた天川による推理。全員に一抹の不安がよぎる。
「大変だ! 大変だ! 大変だー!」
そこへ大声を張り上げ飛び込んで来たのは、しばらく姿を見せなかったパンチ西新井だ。
「ないんだ! ないんだよ! ポイっだよ、ポイッ!」 パンチが除霊のために持ち込んだというダイナマイトがごっそりなくなったらしい。
まさか、三ノ輪がダイナマイトを持ち出し、復讐のためにホテルのあちこちに仕掛けたのか?
窮地に追い込まれたMMK会員に告げられたのは「ホテルのすべての出入口のシャッターが閉ざされ、開けることが出来なくなっている」というとんでもない事実だった。
さらに、茜子の護身用の マシンガンもなくなっていることが判明する。これも三ノ輪が持ち出したのか?
三ノ輪を見つけなければとんでもないことになるかもしれない。
MMK会員たちは、手分けをして三ノ輪を探すことになる……。


◎運縁月子・大貫教授と行く

◎椎名茜子と行く

◎天川政元と行く

◎パンチ西新井と行く